3月 園だより

　保育園にも春の足音が近づいてきました。

２月の中旬職員一同でお雛様を飾りました。皆で、丁寧に箱から出し、おしゃべりを楽しみながら、ひな壇に飾りました。送迎の時間に親子で立ち止まり、三人官女を指差ししたり、五人囃子の太鼓を見て「あっ、ずれてるよ！」と気づいて伝えてくれたり、興味をもって見てくれている姿が、なんだかうれしくなります。来訪する、お客さんも、まずお雛様に目をやり、「素敵ですね」「大きいですね」と眺めていかれます。お雛様の佇まいは、人をひきつけますね。災害や、病気から、子どもたちの身を守り、健康に過ごせるように、祈りを込めてお雛様を飾る風習を親子で語りながら次世代に引き継ぐことも大切ですね。

　毎朝、各クラスのお当番さんが、事務所に出欠報告に来てくれます。質問をすると、話が止まらなくなる子もいれば、両親の名前を聞かれ、(・・?と、首をかしげる子もいます。週末の、お出かけやきょうだいで遊んだことなど、細かく説明してくれる子もいます。わずかな時間ですが、会話すると、思いがけない表情、反応が返ってきて楽しめ、一人ひとりの成長を感じる時でもあります。

　さて、３月２２日、つばめ組の子どもたちがいよいよめぐみ保育園を卒園します。めぐみで得た仲間、保育園で過ごした日々が、心の糧になりますように……そしてこれから先も、めぐみ保育園では、皆が赤ちゃんの頃からずっと見守ってきた先生たちがいつでも待っていることを、忘れずにいてほしいと思います。

　最後になりましたが、つばめ組の保護者の皆様、長い間保育園にご協力いただき本当にありがとうございました。こころより感謝申しあげます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 園長　　吉川　直子